「ワイヤークラフト」を行う時の基本的な工具、ラジオペンチとニッパー。
どちらも欠かせない道具ではありますが、ラジオペンチ1本あれば、基本的な作業はほとんどできます。
1.ワイヤークラフトに必須、2種類の工具の使い方
でも、きれいな仕上がりや、作業のしやすさを考えたらやっぱりニッパーもそろえておいた方が便利です。
そんな、ワイヤークラフトに欠かせない工具、ラジオペンチとニッパーの使い方を紹介します。
1-1 ラジオペンチの使い方
ラジオペンチは柄を握って使います。
片方の柄の外側に人差し指と中指を、薬指と小指を内側にかけ、もう片方の柄に親指をかけて握るようにして使います。
このように持つと、片手のみで開閉が出来るので、作業が楽です。
しかし、、長く作業するには疲れてしまうので、おすすめはハンドルの根元にバネが付いているタイプです。
バネが付いているタイプの場合は、ハサミを使う時と同じような感じで、片方の柄に親指、もう片方には親指以外の指をかけて使います。
閉じた後、バネの力で柄が開くので、自力で開く必要がなく楽ちんです。
このラジオペンチのように柄の部分が左右対称ではないものもあります。
このラジオペンチの場合、柄の部分にでこぼこのついている方に親指をかけて使います。
ラジオペンチの先の部分(加え部分)でワイヤーを挟んだり、つまんだりして使います。
この先の部分には溝のあるタイプと溝のないタイプがあります。
溝のないタイプの方がワイヤーを傷つけることが少ないのでお勧めです。
ただ、ビニールコーティングされた少しすべりやすいワイヤーなどを使用する場合、溝のついたタイプの方がしっかりとワイヤーをとらえることが出来ます。
くわえ部分の奥に、刃のついた部分(刃部分)があり、この部分でワイヤーをカットすることが出来ます。切ることが出来る太さは、ワイヤーの材質によって違います。
ラジオペンチで針金を切ると、切り口はとがった山形になります。平らに切ろうとしても刃の構造上できません。真っ直ぐの断面にしたい場合は、ニッパで切ることになります。
1-2 ニッパーの使い方
ニッパーはワイヤーをカットするための専用工具です。
ニッパーの使い方は、バネが付いているタイプのラジオペンチと同じように片方の柄に親指、もう片方には親指以外の指をかけて使います。
切りたいワイヤーの切りたい位置をニッパーの刃先で軽くはさみ、刃がしっかりと食い込んでいることを確認した後、グッと握ってワイヤーをカットします。
ニッパーで切った断面は、片側は平ら、片側は山形になります。
使用するニッパーが、切りたいワイヤーの太さや材質にあっているか商品の説明書を確認してから使用しましょう。無理にカットしようとすると、刃こばれの原因になります。
切るとき、カットしたワイヤーが周りに飛び散ることがあります。特に短く切った切れ端は勢いよく飛びやすく危険です。袋の中でカットする、もう片方の手でガードしながら切るなど、安全対策をしながらカットしましょう。