「ワイヤークラフト」に使うワイヤーは色々あります。
用途によっては、強度が必要だったり、さびないものがよかったりすると思いますし、雑貨を作るにしても、使うワイヤーによって出来上がる作品のイメージはずいぶん異なります。
お店には、非常にたくさんの種類のワイヤーが売っていますが、自分の作りたいものを作るにはいったいどれを選べばいいのかな?と、迷ってしまいますよね。
そこで、いろいろなワイヤーのそれぞれの特長をご紹介します。
目次
1.ワイヤークラフトで使うワイヤーの種類
最近では100円ショップでもアルミやステンレスのワイヤーが販売されていますよね。
クラフトで使う代表的なワイヤーには次のようなものもあります。
・アルミワイヤー
・被膜コーティングワイヤー
・スチール線
・銅線
・真鍮線
・ステンレス線
・銀線、金線などです。
では詳しくみてみましょう。
1-1 アルミワイヤー
軽く、軟らかく、さびにくいためガーデニングやキッチンなど水周りの作品に使えます。
色はシルバー、茶、黒。
太さは約1.0mm~4.0mm程度まで5mm刻みが一般的です。
ホームセンターでは園芸用ワイヤーとして売られているところもあります。
私が作る作品はこのワイヤーを使うことが一番多いです。
鳥かご風鉢カバーなどガーデニング雑貨などを作るときは、鉢の重さに耐えられるよう3.0mmから4.0mmくらいの太さのワイヤーを使います。
この鉢カバーは3.0mmのワイヤーを使っています。
このパンかごは2.5mm
3.0mmだと、ちょっと形を作るのが難しい。
でも、ある程度の耐久性は欲しいというときに便利な太さです。
このお菓子入れくらいの大きさなら2.0mmのワイヤーで。
1.5mmのワイヤーは、かごなどを作るときには頼りない太さですが、初心者の方には扱いやすい太さです。
この小さな地球儀は1.5mmのワイヤーで作っています
1.0mmワイヤーでつくるのは、こんなかわいいミニチュアなど
または、こういった作品の文字やモチーフをつくるとき、
大きな作品の巻きとめに使ったりします。
ホームセンターの園芸売り場などで売っていることが多い色は黒、シルバー、ブラウンの3色が多く出回っていると思います。
表面に光沢があるので、落ち着いた感じに仕上げたいときは
仕上げにアクリル絵の具を塗ると、ぐっと雰囲気が落ち着きます。
1-2 被膜コーティングワイヤー
塩化ビニールをコーティングしたワイヤー。
上手に扱わないと被膜が破れて中のワイヤーが出てしまうことがあるのが難点ですが、中が鉄線のものは固く、丈夫な作品が作れます。ホームセンターの資材売り場などに置いてあります。
強度があるので、じゃがいもやミカンなどを入れても大丈夫ですが、太いワイヤーを扱うには少し力が必要です。
細いワイヤーなら、扱いも簡単。
張りがあるので、ガーランドなどを作るときも、すっきりとしたラインになります
この被膜コーティングワイヤー,クラフト用のきれいなカラーワイヤーがあります。
色がとてもカラフルで、アルミやなまし線にコーティングしたクラフト用の扱いやすいものもあります。
色がきれいで作品作りが楽しい!
やわらかいので子供でも扱えます。商品名も自遊自在と遊び心いっぱい。
そしてこちらの芯が鉄線の固いものは頑固自在というシリーズ。
色のネーミングが紅、菫、緑青などと和風な感じ。名前通り、落ち着いたきれいな色がそろっています。
このトルソーは頑固自在の純白という色で作っています。
1-3 スチール線(番線・なまし鉄線)
1-4 銅線
赤っぽい銅色。10円玉の色ですよね。ハンダ付けやロウ付けが可能で、丈夫に仕上がります。ステンドグラスなどに使われたりします。
これは銅線にゴールドカラーメッキをしたものです。
1-5 真鍮線
銅とスズの合金。
金色の光沢でハンダ付けができるため、比較的じょうぶな作品が作れます。
銅線同様、ステンドグラスなどに使われたりします。
1-6 ステンレス線
ステンレス合金。大変硬く扱いが大変ですがさびないため、キッチンなど水回りの作品に使えます。
細いものは、アクセサリーの補助に使われたりします。
1-7 銀線、金線
貴金属で作られたワイヤー。
とてもきれいですが、大変高価なのでアクセサリー制作などの時に使います。
アクセサリー用のワイヤーについてはまた別の記事でご紹介したいと思います。
RoomClipやInstagramでも人気のワイヤークラフト。
今回紹介した作品は、作り方を動画でご紹介しているものもあるので、ご興味のある方は記事下に一部リンクを張っておきますのでご覧になってみてください。